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横浜トリエンナーレ2011(日本郵船海岸通倉庫)

2011/11/06

日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)での展示。
最終日ということもあってギュウギュウでした。

DEWAR&GICQUEL
デワール&ジッケル 《untittled》
新・港村でみたエアリーな象とは対照的なものすごい質量を感じるカバ。
実際、20tもの粘土を使って作られたそうです。



山下麻衣+小林直人 《大地からスプーンを生み出す》
海辺で砂鉄を集め、その砂鉄から1本のスプーンを作る課程を追った映像。
スクリーンの前には砂山、そしててっぺんには作られたスプーン。
大地の恵み、というと野菜・くだものを想像しがちだけど鋳物だって作れるんだ。



落合多武 《ひっ掻き血、または猫彫刻》
無造作に置かれた木の箱。よく見ると猫たちに付けられた傷や毛。
その課程を映したビデオ。そして鍵盤に横たわるシャム猫人形。
人間と猫のコラボ作品!



ヘンリック・ホーカンソン 《倒れた森》
倒れてるけど葉は青々としています。



シガリット・ランダウ 《棘のある塩のランプ》
イスラエル出身のランダウ。
有刺鉄線を死海に沈め、塩を結晶させています。
悲しく美しい作品でした。



ジュン・グエン=ハツシバ 《呼吸することは自由12,756.3:日本。希望と再生1.789》
GPSを装着した作家自身やボランティアたちがホーチミンや横浜を走り、
その軌跡の記録が桜の花として浮かび上がるドローイング。
震災時ホーチミンにいた私たちにベトナム人はお見舞いの言葉をかけてくれました。
その時のお互いの想いが桜という姿になり花開いていくようで涙が溢れてきました。



クリスチャン・マークレー 《The Clock》
様々な映画の時計が出てくるシーンを繋ぎ合わせて作られた24時間の映像作品。
もちろん現実世界の時間と同期させてあります。
あちこちで絶賛されていて「時計のシーンなのにそんなに面白いの??」と
思っていたのですが見始めたら止まらなくて閉館まで居座ってしまった。
会期中、1度だけ24時間上映会が行われたそうです。


会場を出るときスタッフから「また3年後に会いましょうー!」との声が。
その言葉に、当たり前が当たり前じゃなくなった年の横トリだったんだなぁと改めて。
3年後、無事に、開催できるといいな。

横浜トリエンナーレ2011(横浜美術館)

2011/10/29

ヨコハマトリエンナーレ2011
OUR MAGIC HOUR
世界はどこまで知ることができるか?

今回のトリエンナーレ、メイン会場は横浜美術館。

記者発表の日に震災が起こり、開催を危ぶむ声もあったけど無事多くの作品が集まってくれて本当に嬉しかった。

原発問題もある中、「このような時期だからこそ」と積極的な支持を表明してくれたアーティストも多かったそうです。

美術館だから2,3時間で回れちゃうかなーと思って行ったのですが、じっくり鑑賞したい作品が多くて予想以上に時間がかかり閉館ギリギリまで見てしまいました。


ウーゴ・ロンディノーネウーゴ・ロンディノーネ
美術館前で出迎えてくれたウーゴ・ロンディノーネ 《月の出、東》
道行く子供たちに大人気!


トビアス・レーベルガー
トビアス・レーベルガー 《他者》
横浜市内の子供部屋とネットを介して繋がったランプ。
子供部屋の照明が点くとランプが消え、部屋の照明が消えるとランプが点きます。
日没頃に行くと面白かったかなー


ウィルフレド・プリエト
ウィルフレド・プリエト 《One》
2800万個のイミテーションダイヤの中に1粒だけ本物があるという作品。
これは深いなーと思いました。ぱっと見、きらきら綺麗だけど…
満たされることのない、常に足りない何かを探し求める人間の欲とか
「本物」の価値、そもそも価値とは…???


ミルチャ・カントル
ミルチャ・カントル 《幸せを追い求めて》
映像作品。白い服の女性たちが前の人の足跡を掃き消していきます。
ぼんやりと仏教的なテーマをイメージしてみる。


もっとお祭り感のある、海や街全体を使った大がかりな作品も見たかったけど、余震、原発、計画停電…と刻一刻と状況が変わる中で、観客の安全を第一に考えると箱の中で完結させるしかなかったんだろうな…。(他の会場は日本郵船倉庫、新港ピア)

次回はヨコハマならではの展示に期待したいです。


外に出たら三日月が沈むところでした。月の入、西。


横浜トリエンナーレ2008 大巻伸嗣 《Memorial Rebirth》

2008/11/30

大巻伸嗣さんによるシャボン玉パフォーマンス。
大人も子供も鳥も犬も大ハシャギ☆

大桟橋や中華街でも行われていたそうです。








写真撮ってるのが大巻さん。

横浜トリエンナーレ2008(三渓園)

2008/11/29

三渓園は実業家で茶人でもあった原三溪(富太郎)が作った広大な庭園。
国の名勝にも選定されています。

中谷芙二子 《雨月物語−懸崖の滝 Foggalls #47670》
霧のインスタレーション。
美しい庭園がさらに幻想的な景色になり、どこにいるのか忘れるほど。






三渓園は重要文化財建造物も何棟か移築してあるのですが、そのひとつ旧矢箆原家住宅(白川郷の合掌造り)でダンスパフォーマンスが行われていました。
ティノ・セーガル振り付けによるパフォーマンス《Kiss》。
男女がゆっくりと時に激しく絡みあう官能的なダンス。
BGMもなにもなく、聞こえるのは二人の息遣いと畳を擦る音。
その音がすごくエロティックでした。日本文学を読んでるような…

旧矢箆原家住宅

旧矢箆原家住宅



横笛庵には、内藤礼の作品《無題(母型)》。
天井から吊るされた一本の糸。
床にはコンロが置かれ空気を温めています。

内藤礼

内藤礼 《無題(母型)》




ホルヘ・マキ とエドガルド・ルドニツキーの《薄明》 は旧東慶寺仏殿にて。
真っ暗な仏殿の中、20分かけて電球が室内を横切るように降りていきます。

旧東慶寺仏殿


ホルヘ・マキ とエドガルド・ルドニツキー 《薄明》



三渓園での展示は庭園自体がすでに非日常なこともあって、作品にどっぷり浸ることができました。


横浜トリエンナーレ2008 (新港ピア)

2008/11/08

メイン会場の新港ピアへ。

テーマが「TIME CREVASSE(タイムクレヴァス)-時の裂け目」というだけあって、2005年のようなわくわく感も少なく、ちょっと難解でした。

その中で気に入ったもの・面白かったもの。

ミケランジェロ・ピストレットの《17マイナス1》。
額縁に入った大きな鏡17枚が豪快に割られています。
でも1枚だけは…。

初日に、実際に鏡を割るパフォーマンスがあったそうで、これは見ておきたかったなーと後悔しました。


ケリス・ウィン・エヴァンスとスロビング・グリスルの《あ=ら=わ=れ》。
円形板のモビール。片面は鏡、もう片面はスピーカーになっていて、近づくと不思議な音(パルス波)が聞こえてきます。聞こえるというより頭の中で鳴る感じ?

絵画を見るように、それと向き合うことで初めて耳にできる音。
モビールなのでゆらゆら揺れていて、音があっちに行ってしまったりこっち向いたり、今まで耳が体験したことない音空間でした。

※ジョセフ・ポンペイ氏が開発した、ごく狭い範囲に音を伝送する《オーディオ・スポットライト》というシステムを使っているそうです。

ペーター・フィッシュリ & ダヴィッド・ヴァイスのネズミとくま。
眠っています。可愛い。
動物モノに弱いの…

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