ル・コルビュジェの緞帳
2003/06/20
6月末で渋谷の東急文化会館は閉館、取り壊されることになり、あれこれイベントが企画されています。今日は会館内の映画館「渋谷パンテオン」の10数年引き上げられたままになっている緞帳(どんちょう)を降ろし、一般公開するイベントが開かれました。
この緞帳のデザインは建築家ル・コルビュジェによるもので、会館を造った坂倉準三氏がコルビュジェに頼み込んで作ってもらったという貴重なもの!
午後10時半から、ということで間に合うように会館に向かうと、意外にも長い行列ができていました。スタッフが「お席は充分ございますので…」と案内している。あれ?降りてる緞帳を自由に見学するだけじゃないの?


蒸し暑い中、列は最上階まで続いていました。
ロビーではイベント協賛のローラン・ペリエの試飲も。
席に着き22時半になると司会者が登場。セレモニー形式なようです。

スクリーンでは緞帳製作に
携わった駒田氏のインタビュー
その後は各著名人からのコメント。
(っていっても謎のDJとかドラグクイーンとかクリスペプラーとか。しかもクリスペプラー、インタビューの途中で携帯鳴らしちゃうし!)
さていよいよかと思ったら

女性詩人によるコルビュジェの詩の朗読。
(リトグラフによる詩画集「直角の詩」の一編)
さっきまで飲んでたから超眠い。
朗読が終わると今度こそ緞帳が姿を現します。
会場が暗くなりファンファーレが鳴り響いて(ちょっと大げさな演出になんだか気恥ずかしい。)緞帳が下ろされました。
あんな直線的でモダンな建築物を造る人なのにゲルニカっぽい絵で意外なかんじ。
ペイントじゃなくて西陣織っていうのが贅沢!でした。 周りのお客さんは「終電がぁ?」とバタバタ帰って行く人、ずっと写真を撮っている人、何のこっちゃわからず爆睡してる人、と様々でした。

さよならパンテオン。
「緞帳」としてのこのタペストリーを見ることができてよかったです。(眠かったけど)
緞帳は取り壊された後しばらくは東急が保管するそうです。