BankART Life II 心ある機械たち
2008/09/27
BankART 1929とその周辺で展示されている「無用な機械たち」を見に行きました。
砂に模様を描くだけの機械、立ち上がる巨大ロボット、ゆらゆら揺れる引き出し…。なんの役にも立たない機械。でも機械である以上動くことに意味はあります。
動いている物に情がわくのは人間だけなのかな。
温かい気持ちになったりふっと笑ってしまったり、ちょっと切なくなったり。

ヤノベケンジ《アトムスーツプロジェクト:保育園4・チェルノブイリ》
後ろにあるガイガーカウンターが放射能を20回感知すると、
うずくまっていたロボットが前方の太陽に向かって立ち上がります。
その時室内に響き渡るガガガガーという機械音はまるで泣いている声のよう…
(ヤノベ氏はチェルノブイリ原発事故から着想を得た作品を多く発表しています)


砂に模様を描いていく機械と引き出しの人型。
他には石をゴリゴリするだけの機械、高速回転するマジックペン、
ぐるぐる回ってるだけの椅子、時間がくると覆面が飛び上がるマネキンなど
「なにこれー?」な面白い機械が続々。
ベアリングの球が音楽を奏でる川瀬浩介さんの《ベアリング・グロッケン》。
(↑映像は2006年のもの)
目に耳に愉しい楽器でした。

牛島達治《地の風車 コンセプトモデル》
ぐるぐると回転しながらひたすら土を耕している大型機械。
キィーキィーという音がだんだん心地良くなってきます。
BankART 1929 を後にし、ぴおシティでの展示を見に行きました。


ぴおシティ…桜木町には数え切れないくらい来てるけど初めて入ったよ。昭和にタイムスリップ。

アネッケ・ペティカン&スペンサー・ロバーツ《Tie me in a dream》
スプレーで文字を書く人の映像。観覧者が近づくと、その人はふっと消えてしまい、
別の離れた場所でまた書き始めます。書いているのは何かの詩のようです。
すごい面白くて、時々邪魔しながらしばらく眺めていました。
高橋永二郎さんは閉店した喫茶店での展示。




…と大喜びしていたら、高橋さんご本人がいらっしゃって色々お話してしまいました。
ニューヨークから帰ってきたばかりという高橋さん、○○という画家の風景画にすごく感動した、ターナーよりすごかった、という話を熱く語ってくれました。今会ったばかりの私に、目を輝かせてその絵の素晴らしさを一生懸命話してくれる姿に危うく恋するところでした。