Archive for the ‘展示会・展覧会’ Category

谷口和正展/Fragile II

2010/10/02

谷口和正展/Fragile II
@ neutron tokyo

鉄の彫刻家、Kazuさんとお会いするのは8年ぶり。作品を見るのは10年ぶり!
それもそのはず、東京では10年ぶりの個展開催です。

真っ白な建物。
恐る恐るギャラリーのドアを開けると、暗闇に無数のアルファベットが!
足元にも壁にも天上にも。
宇宙に浮かぶアルファベットの星、それもゆっくり呼吸して生きているかのような球体でした。

2Fは自然光が差し込む明るい空間。
新作ではないけれど、≪RE:BIRTH≫ に一目惚れしてしまいました。
ハートからしなやかに伸びたアルファベットの羽根!壁に掛けられたアルファベットリングが天使の輪のように見えました。きゅんときた。

以前のKazuさんの作品はすごくとんがった印象があったのだけど、今回は柔らかで繊細で、まさに「Fragile」な世界。それを鉄で表現できるのがさすがです。


Shaggy Dog’s Gallery
http://www.kazu-one.com/

ちなみに
neutron tokyoは住宅地にぽんと現れる角砂糖のようなギャラリー。
外には閉じてるけど中庭があったり吹き抜けがあったりで意外に開放的でした。
元は住宅だったそうです。

neutron tokyo

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建築はどこにあるの?

2010/08/07

建築はどこにあるの?建築はどこにあるの?
7つのインスタレーション
 @東京国立近代美術館

建築展ではなく建築家たちによるインスタレーション展。

ですが伊藤豊雄だけは自身の建築を再現しています。ただそれがすでに芸術の域にあるのがすごい!「たてもの」ということを忘れて体験型アート的に楽しめました。

一番気に入ったのはアトリエ・ワンの《まちあわせ》。
美術館の庭に竹でできた動物たちがいます。(近代美術館は竹橋にある。)緑の芝生と竹が目に優しくてテラスの椅子でしばらくぼーっとしていました。


とうもろこし畑

中村竜治 《とうもろこし畑》



このフェンスのような作品、紙でできてるというから驚きです。時間かかっただろうなぁ!
みかんぐみの針金ハンガーのトンネルを思い出しました。
畑の見張り番?アントチェアの上にちょこんと置かれたクマが可愛い!


菊地宏 《ある部屋の一日》



家の模型に太陽に見立てた動く光を当てて「一日」を作り、それを次の部屋のスクリーンに映し出しています。唯一、音楽も使われていてドラマチックな作品でした。


伊東豊雄 《うちのうちのうち》



まちあわせ

アトリエ・ワン 《まちあわせ》



ごはん中のきりん。



※写真撮影可の展覧会でした。

「建築はどこにあるの?」特設サイト : WORK IN PROGRESS

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須田悦弘展

2010/07/03


@ギャラリー小柳

5年前、直島のベネッセハウスでコンクリートの隙間から生えた雑草を見つけて「すごい根性だね」とか話してたら「それも作品ですよ」を言われてびっくり、更にそれが木彫りでできてる知ってもっとびっくり、というのが須田さんの作品との出会いでした。

本物と見紛う木彫りの植物は、大きさはもちろん虫食い穴や変色やしおれ具合までもが見事に再現されています。

今回の展示はチューリップ、朝顔、芍薬、マグノリア、つつじ、どくだみ等。
がらんとした室内の隅に、柱の陰に、見上げた壁に、植物が展示してあります。雑草は 「あ!」と発見するのが楽しい。「そうそう、こんな所にこんなふうに生えてるよね」とそのリアルさに感動です。

雑草とは対照的に、チューリップや芍薬などは宙に浮いているかのような展示。不思議な浮遊感にまるで質量が感じられず、はらりと舞い落ちる花びらなんて一瞬で空間ごと凍り付いたみたいです。

会期中、作品が増えるかもしれないとか…。
宝探し気分でまた行きたいなぁ。

そうそう、受付カウンターにプライスリストが置いてあったのですが…ほとんど200万越えでした。(金で作られた小さな雑草は時価。)

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ながめる まなざす

2010/05/22

「ながめる まなざす」@アップフィールドギャラリー

3人の作家による風景写真の展示。

ネコ友の横澤進一さんが参加されているということで行ってきました。

SHIN-ICHIさんの写真は無骨で媚びがなくてかっこいい!
草は伸び放題、蔦も絡まり放題な寂れた土地、遠くのビル群を尻目に申し訳なさそうに広がるモヤモヤした土地、中途半端に人の手が加えられた使われてる気配のない土地…、それらがSHIN-ICHIさんのちょっと突き放したような視点で切り取られています。

この写真展が行われている建物自体もレトロで味があって異空間でした。


SHIN-ICHIさんの写真はアサヒカメラ6月号にも3頁に渡って掲載されています(「鎖線」)。今度サイン入れてもらおう!

偶然にもこの号にはアラーキーの愛猫チロちゃんの最期の姿とお骨も掲載されていました。それはまだちゃんと見れない…。

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国宝燕子花図屏風

2010/04/30

琳派コレクション一挙公開
「国宝燕子花図屏風」展 @根津美術館

尾形光琳が描いた六曲一双の燕子花図屏風。
間近で見て、あれ?こんなベタ塗りだったんだ?と驚きました。
五線譜におどる音符のようなカキツバタ。
あまり奥行きもなく陰影もなくぺたぺたとスタンプを押したような…。色は群青色とふかみどりの2色のみ。これで肉厚で瑞々しい葉とやわらかな花を感じることができます。

この屏風の制作を依頼したのは京都の西本願寺で、200畳の部屋に置かれていたとか。
なるほどー。納得。広く薄暗い空間の中に浮かび上がるカキツバタの群れ。
実際にそこに置かれた状態で見てみたいと思いました。


庭園のカキツバタも咲き始めていました。

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