Archive for the ‘展示会・展覧会’ Category

横浜トリエンナーレ2011(横浜美術館)

2011/10/29

ヨコハマトリエンナーレ2011
OUR MAGIC HOUR
世界はどこまで知ることができるか?

今回のトリエンナーレ、メイン会場は横浜美術館。

記者発表の日に震災が起こり、開催を危ぶむ声もあったけど無事多くの作品が集まってくれて本当に嬉しかった。

原発問題もある中、「このような時期だからこそ」と積極的な支持を表明してくれたアーティストも多かったそうです。

美術館だから2,3時間で回れちゃうかなーと思って行ったのですが、じっくり鑑賞したい作品が多くて予想以上に時間がかかり閉館ギリギリまで見てしまいました。


ウーゴ・ロンディノーネウーゴ・ロンディノーネ
美術館前で出迎えてくれたウーゴ・ロンディノーネ 《月の出、東》
道行く子供たちに大人気!


トビアス・レーベルガー
トビアス・レーベルガー 《他者》
横浜市内の子供部屋とネットを介して繋がったランプ。
子供部屋の照明が点くとランプが消え、部屋の照明が消えるとランプが点きます。
日没頃に行くと面白かったかなー


ウィルフレド・プリエト
ウィルフレド・プリエト 《One》
2800万個のイミテーションダイヤの中に1粒だけ本物があるという作品。
これは深いなーと思いました。ぱっと見、きらきら綺麗だけど…
満たされることのない、常に足りない何かを探し求める人間の欲とか
「本物」の価値、そもそも価値とは…???


ミルチャ・カントル
ミルチャ・カントル 《幸せを追い求めて》
映像作品。白い服の女性たちが前の人の足跡を掃き消していきます。
ぼんやりと仏教的なテーマをイメージしてみる。


もっとお祭り感のある、海や街全体を使った大がかりな作品も見たかったけど、余震、原発、計画停電…と刻一刻と状況が変わる中で、観客の安全を第一に考えると箱の中で完結させるしかなかったんだろうな…。(他の会場は日本郵船倉庫、新港ピア)

次回はヨコハマならではの展示に期待したいです。


外に出たら三日月が沈むところでした。月の入、西。


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フクモ例大祭

2011/10/16

フクモ例大祭@アトリエ キリギリス

思わずニヤリとしてしまう、そして誰かに見せたくなるフクモ陶器。

いつもnolla cafeに置いてあるカタログ「ハンドブック」を見てはニヤニヤしていました。

そんな憧れのフクモ陶器が藤沢のギャラリーで個展を開催、最終日すべりこみで行ってきました。

作家さんもいらっしゃってお話できたのですがお若いお嬢さんでビックリ!
なぜかアラフォー男性を想像していたんだよねぇ。
(カタログとかのイラストのイメージかしら。。)

展示は食器・茶器などの実用品(?)からフィギュリンや盆栽といった装飾品まで。
斜め上を行く一癖も二癖もあるものばかりです。


わたくしのお気に入り食器類。
実物を見られて感激ー!

フクモ陶器
にぎり気分を味わえる「酢飯付き寿司皿」。


フクモ陶器
スイーツ気分を味わえる「ケーキ付きイチゴ皿」。


フクモ陶器
水を入れただけで珈琲気分を味わえるC&S(スプーンも一体化)。



シースー皿が欲しくて悩んだのですが、御利益があるというパイン様を購入。
最終日ということでハンドブック1冊もおまけしてもらいました。嬉!

パイン様


会場のアトリエ キリギリスもとても雰囲気のあるレトロな建物で素敵でした。
一時期、医院としても使われていたそうです。コトー先生が出てきそう?


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名和晃平 ─ シンセシス

2011/08/27

名和晃平 ─ シンセシス@東京都現代美術館

最初は先入観なしでひととおり鑑賞。
出口に置いてある作品の説明が書かれた印刷物を受け取り、今度はそれを見ながら鑑賞。何周でもぐるぐる鑑賞できます。

中でも強烈な印象だったのは透明なビーズで覆われた鹿《BEADS》。ものすごい存在感…というかその質量に圧倒されてしばらく動けませんでした。キラキラ綺麗なんだけど奇妙でどこか不気味。特に2頭が重なったのは…。

「cell」という概念を元に最先端の素材・テクノロジーで作られた数々の作品。
簡単に大量のコピーを作れるいまの面白さと儚さが頭をよぎりました。

今まで「大量生産」ができるのは工場だけだったのが、インターネットの世界では個人レベルでどんどん増殖・拡散ができてしまう。それは画像だったり映像だったり真実だったりデマだったり。浮かんでは消え形を変えながら大きなうねりとなって押し寄せてくるデジタルの波。その中から価値あるものをすくい上げるスキルを身に付けないとみるみる飲み込まれて《SCUM》になってしまうのかなぁ…なんて。

最後は名和さんによるドローイングが行われていました。完成まで見れなかったけどどんなふうになったんだろうー

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竹川宣彰展

2011/07/23

@オオタファインアーツ

《群落》


人間が住めなくなったチェルノブイリの森は今、動植物の楽園になっているという。
先日見た福島第一原発20km圏内の映像でも、小路の半分がすでに草で覆われていた。
こんな形で返すことになってごめんねと牛乳パックの牛たちを前に涙が…。

《遊牧》


photo : ART iT

理論物理学者ホーキング博士は言っていました。
「文明が進み過ぎると加速度的に自滅してゆく」「近代文明は持ってあと100年」と。

使いこなせない、コントロールできないテクノロジーに振り回されて
人間は自分の手で終わらせてしまうのかな。

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ヒラタ ノ ボウシ

2011/07/02

「ヒラタノボウシ 平田暁夫帽子展 -伝統のフォルム・未来へのエスプリ-」
at スパイラルガーデン

御年86歳、現役帽子デザイナー平田暁夫氏の日本初の大規模個展です。

好評で会期が延長になっただけあって盛況、受付にはご本人もいらっしゃいました。(超おしゃれだった!)

オーソドックスな形の帽子から、ゴージャスでリッチな帽子、アート作品のような帽子、鳥の巣帽子(卵まであった)など頭のおしゃれももっともっと楽しんでいいんじゃなかなーと思いました。似合えば…(汗

個性的な帽子をより魅力的に見せてくれるのが佐藤オオキ氏(nendo)によるディスプレイ。天井から吊るされた無数の白い帽子はまるで帽子形の粒子でできた雲のよう。可愛くて幻想的です。その中に、平田氏の美しい曲線を持つ帽子が映えます。

螺旋状のスロープを上っていくとその「雲」の表情がみるみる変わっていくのも面白い。この空間の使い方はさすがです。ゆらゆら揺れる帽子たちを見てたら、だんだん水族館にいるような気分になってきました。

帽子のデザインから完成までの作業工程も展示してあり、すべて手作業の職人技も見ることができました。今では修行したフランスから講師に来て欲しいと声がかかるそうです。



photo : spiral’s twitter


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